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台風21号に関する総合情報(10:41)

2017年10月23日 10:41

 気象庁によると、台風第21号の影響で、北日本では23日昼過ぎにかけて猛烈な風が吹き、北日本と東日本の太平洋側ではうねりを伴った猛烈なしけとなるところがある見込み。暴風や高波、大雨に厳重に警戒し、高潮に警戒が必要。

【気象庁の発表内容は以下のとおり】

[台風の現況と予想]

 超大型の台風第21号は、23日9時には、いわき市の北東約80キロにあって、1時間におよそ75キロの速さで北東へ進んでいます。中心の気圧は970ヘクトパスカル、最大風速は30メートル、最大瞬間風速は45メートルで、中心の北側390キロ以内と南側280キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。
 台風第21号は、暴風域を伴って、三陸沖を北東へ進み、23日夜までには温帯低気圧に変わるでしょう。また、台風は次第に温帯低気圧の性質を帯びるため、強風域が広がり、台風の中心から離れた地域でも、暴風や強風に警戒・注意が必要です。

[防災事項]

<暴風・高波>
 台風の影響で、北日本の海上を中心に、猛烈な風が吹き、北日本や東日本の海はうねりを伴った猛烈なしけとなっています。北日本では23日昼過ぎにかけて猛烈な風が吹き、北日本と東日本の太平洋側ではうねりを伴った猛烈なしけとなるところがある見込みです。

 24日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は、 
  東北地方、北海道地方  30メートル(45メートル)
  関東地方        25メートル(35メートル)
  北陸地方        22メートル(35メートル)
  伊豆諸島        20メートル(30メートル)  

 24日にかけて予想される波の高さは、
  東北地方、関東地方       10メートル
  伊豆諸島             9メートル
  近畿地方、東海地方、北海道地方  8メートル
  北陸地方             7メートル
  中国地方             6メートル
 です。

 暴風やうねりを伴った高波に厳重に警戒してください。

<大雨・雷・突風>
 北日本や東日本では、台風の影響により23日夕方にかけて、雷を伴って激しい雨の降るところがある見込みです。
 24日12時までの24時間に予想される雨量は、多いところで、
  関東地方、北陸地方、北海道地方 80ミリ
  東北地方            60ミリ
 です。

 西日本と東日本、東北地方では、これまでの大雨で地盤が緩み、増水している河川があります。引き続き、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。
 また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合は、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。

<高潮>
 北日本の太平洋側では、23日夜にかけて、満潮の時間帯を中心に、潮位が高くなる見込みです。海岸や河口付近の低地では、高潮による浸水や冠水に警戒してください。

[補足事項等]
 今後の台風情報や地元気象台が発表する警報、注意報、気象情報に留意してください。
 次の「台風第21号に関する情報(総合情報)」は、23日17時頃に発表する予定です。