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【台風】工事現場で足場崩れ1人死亡 福岡

2017年10月22日 22:39
【台風】工事現場で足場崩れ1人死亡 福岡

 列島に接近し上陸する恐れのある超大型で非常に強い勢力の台風21号。各地で台風の影響と見られる被害が出ている。

 福岡市では、工事現場で数十メートルあったとみられる足場が崩れ落ちていた。目撃した人は、「サイレンの音がすごくてあまりにも鳴るので何かあったのかなって思っていたら、全部ガランって(足場が)とれていて、よく見たら下に崩れてるって感じ」

 足場が崩れた直後に撮影された映像には、警察や消防などが巻き込まれた人をストレッチャーを使い運び出す様子が映されていた。

 通りかかったとみられる高齢の男性1人が巻き込まれ、病院に搬送されたがその後、死亡が確認された。

 福岡市では午後5時に瞬間的に22.1メートルの強風を記録していた。

 神奈川県横浜市では、崖崩れが相次いでいる。ケガ人は出ていないが、周辺の住民に対して避難勧告が出されている。

 横浜市の別の民家でも正午すぎ、民家の土台が崩れたが、ケガ人は出ていないという。また、神奈川県内では強風にあおられるなどして3人がケガをした。

 午後8時現在、台風21号は紀伊半島の南を北上、四国から東海の一部が暴風域に入っている。

 また午後8時半には三重県内を流れる名張川が氾濫。県内では広い範囲で避難勧告、そして避難指示が出されている。

 大雨や暴風、高波に厳重に警戒するとともに、高潮による浸水や冠水にも警戒が必要だ。