イラク軍とクルド自治政府側が衝突
イラク軍などは20日、クルド自治政府が実効支配してきた油田地帯のキルクーク県北部へ進軍し、自治政府の治安部隊との間で衝突が起きた。
イラク軍などはクルド自治政府が先月、独立の是非を問う住民投票を強行したことへの報復としてキルクーク県へ進軍し、主要な拠点をほぼ制圧している。
クルドメディアなどによると、イラク軍などは20日も自治政府が唯一、支配を続けるキルクーク県北部に進軍し、自治政府の治安部隊が砲撃などを行って衝突が起きたという。自治政府側が目立った抵抗をしたのは初めてとみられ、死傷者も出ているもよう。
イラクのアバディ首相はイラク軍に対し、自治区内には進軍しないよう命令したということだが、さらなる衝突も懸念される。