アメリカのトランプ政権は２０日、過激派組織「イスラム国」が首都と位置づけたシリアのラッカが解放されたことについて、「『イスラム国』との戦いにおける転換点だ」として祝福する声明を発表した。

　アメリカのティラーソン国務長官は２０日、声明で、ラッカの解放について「『イスラム国』に対する世界規模の戦いにおける決定的な転換点だ」と祝福した。

　一方で、「これで『イスラム国』との戦いが終わったわけではない」と強調。「シリアにおける紛争は新たな局面に入った」として、引き続きイスラム国との戦いに「すべての力を注ぐ」と宣言するともに、解放された地域の安定化に向け、住民による自治を支援していく考えを示した。