ラッカ奪還 「シリア民主軍」が勝利宣言
過激派組織「イスラム国」が首都と位置づけるシリアのラッカを奪還した民兵組織が20日、勝利宣言を行い、今後も、ラッカを勢力下に置く考えを示唆した。
「イスラム国」と戦ってきたクルド人主体の民兵組織「シリア民主軍」は20日、「ラッカを解放する」と勝利宣言した。一方で、将来のラッカは「分権が進んだ、連邦制のシリアの一部になる」と述べた。アメリカの支援を受けて、奪還したラッカを自治なども念頭に、今後も勢力下に置く考えを示唆したとみられる。
こうした動きにはロシアが支援するアサド政権側の反発も予想され、米露を巻き込み、新たな火種となる可能性がある。