毒キノコを誤り「食用」と…図鑑を自主回収
小学館が今年出版したキノコの図鑑で、毒キノコを誤って食用と表記していたことがわかった。5万部が自主回収される。
小学館によると、間違いが見つかったのは、今年6月に発売された図鑑『小学館の図鑑NEO きのこ』で、毒をもつ「ヒョウモンクロシメジ」を誤って食用と記載していたという。
内容を監修した専門家から修正を指示されたが、編集部が見落とし、そのまま発売。買った読者が気付いて指摘したという。
「ヒョウモンクロシメジ」は少量でも食べると下痢などを起こす恐れがあるが、きわめて珍しいキノコで、これまでに健康被害はないという。
図鑑は5万部が発売され、すでに1万6000部が売れているが、小学館は、すべて自主回収し、訂正版と交換するという。