１９日、アメリカ・ニューヨーク株式市場のダウ平均株価は、前日に終値として史上初めて２万３０００ドル台に乗せたことで利益確定の売りが出たが、大手企業が好決算で買いが先行し、４日連続で過去最高値を更新して取引を終えている。

　１９日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は、前日比５ドル４４セント高の２万３１６３ドル０４セントで取引を終えた。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は１９．１５ポイント下げて６６０５．０７で取引を終えている。

　前日の終値で史上初めて２万３０００ドルを突破したことで朝方は利益を確定するための売りが相次ぎ、値を下げた。しかし、この日に発表された決算が好調だった保険大手のトラベラーズや通信大手のベライゾンに加え、すでに好決算だったヘルスケア大手のジョンソン・エンド・ジョンソンなどで買いが先行し、市場を支えた。

　一方、新型ｉＰｈｏｎｅの販売がふるわないと伝えられたＩＴ大手のアップルは大幅に売られた。このため、市場全体の値上げ幅は限られたが、４日連続で過去最高値を更新した。