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あさって衆院選 自民党は優勢?野党は…

2017年10月20日 18:47
あさって衆院選 自民党は優勢?野党は…

 衆議院総選挙はあさって22日に迫った。最新の選挙情勢について国会記者会館の青山記者が解説。

■自民党は依然、優勢?

 最新の調査でも自民党が序盤の勢いを維持し、自民・公明の与党で過半数の233議席を大きく上回って300議席に届く可能性も出てきている。

 一方、希望の党は序盤の調査で公示前の57議席を確保できるか微妙だったが、失速に歯止めがかかっていない。逆に、立憲民主党が議席を大きく伸ばす勢いで、希望の党と並んで野党第1党もうかがっている。

 共産党は、公示前から議席を減らす情勢、日本維新の会も公示前議席を維持できるか微妙。社民党は、公示前の2議席維持に向けて堅調、日本のこころは議席獲得は厳しい情勢。

■安倍内閣の支持率はそれほど高くないにもかかわらず、選挙情勢は与党が優勢なのはなぜか。

 その理由が、野党の分裂によって安倍政権への批判票が分散していること。また、政権に批判的でも、他党の候補者にも納得がいかずに消極的な選択になっていることが背景にあるとみられる。

 ただ、投票態度をまだ決めていない人が小選挙区、比例代表ともに約2割いて、動向次第では情勢が変化する可能性は十分ある。

 与党側は選挙結果は予断は許さないとして陣営の引き締めを図る考え。一方、野党側は、安倍政権に圧勝を許していいのか最後まで訴える方針。