北朝鮮は米韓合同の軍事演習に反発する声明を発表し、「超強力対応措置が準備されている」とした上で、「想像を絶する打撃に直面することになる」と威嚇した。

　朝鮮半島の近海では、アメリカの原子力空母「ロナルド・レーガン」などが参加し、北朝鮮の特殊部隊への攻撃などを想定した米韓の演習が２０日まで続く。

　朝鮮中央通信などによると、演習に反対する北朝鮮の団体が声明を発表し、「朝鮮半島情勢を最悪へと激化させる危険千万な軍事的挑発」と非難した。さらに「超強力対応措置が十分に準備されている」とした上で、「予想外の時刻に想像を絶する打撃に直面することになる」と威嚇した。

　一方、１９日朝の朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」は、金正恩委員長が平壌の靴工場を視察したと伝えた。金委員長はピンク色の子ども用の靴を手に笑顔を見せていて、国際社会の制裁が強まる中、国民の生活向上に取り組む姿勢を強調する狙いがあるとみられる。