週明けにかけて日本に接近する大型で強い台風２１号について、気象庁の橋田長官は１９日、黒潮が大蛇行している影響で高潮被害が起きやすくなっていると警戒を呼びかけた。

　気象庁によると、黒潮が大蛇行している影響で、紀伊半島から東海地方にかけての沿岸では、１９日現在、すでに例年より潮位が２０センチから３０センチ高くなっているという。

　台風２１号は週明けに本州に近づくことが予想されるが、接近に伴ってさらに潮位の上昇が見込まれ、気象庁は、高潮に早めに備えるよう呼びかけている。