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ラッカ奪還「イスラム国」崩壊も…混沌続く

2017年10月18日 12:54

 過激派組織「イスラム国」が首都と位置づけ支配してきたシリア北部のラッカが17日、事実上、奪還された。国家を目指した「イスラム国」の崩壊を意味する。

 ラッカで「イスラム国」と戦闘を続けていたクルド人が主体の民兵組織「シリア民主軍」の報道官は17日、「ラッカでの軍事作戦は終了し、制圧した」と述べて、事実上、奪還したことを明らかにした。

 「イスラム国」は一時、シリアとイラクの広い地域を支配したが、首都と位置づけるラッカが陥落したことは「イスラム国」の崩壊を意味する。

 ただ、シリア国内の内戦は続いている上に、イラクとシリアにあわせて6500人の「イスラム国」戦闘員が残っているとみられ、混沌(こんとん)とした状況は続く。