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「イスラム国」の“首都”ラッカを制圧

2017年10月17日 21:57

 クルド人主体の民兵組織の報道官は17日、過激派組織「イスラム国」が首都と位置づけるシリア北部の都市ラッカを制圧したことを明らかにした。イラクのモスルに続き、その象徴ともいえる都市を失うかたちで、組織は一気に弱体化することになる。

 クルド人主体の民兵組織「シリア民主軍」の報道官は17日、NNNの取材に対し「ラッカでの軍事作戦は終了し制圧した。現在は潜伏する戦闘員の捜索を行っている。まもなく解放宣言を出す」と述べて、ラッカを「イスラム国」から事実上、奪還したことを明らかにした。

 「シリア民主軍」はことし6月アメリカの支援を受けて、市内への攻撃を開始し、「イスラム国」と激しい戦闘を続けていた。「イスラム国」はラッカを首都と位置づけてきたが、イラクのモスルに続き、その象徴ともいえる都市を失うかたちで、組織は一気に弱体化することになる。