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米の軍事力集結に…北「断末魔のあがきだ」

2017年10月17日 18:44

 北朝鮮の国営メディアは、米韓合同の軍事演習などで、アメリカが朝鮮半島周辺に原子力空母や爆撃機を集結させ圧力を強めていることに対し、「断末魔のあがきだ」と反発した。

 16日から始まった米韓合同の軍事演習は、北朝鮮に対する連携を高める目的で、今月20日まで行われる。アメリカはこの演習に原子力空母「ロナルド・レーガン」を参加させているほか、B1戦略爆撃機などを今週行われる韓国の防衛産業展で実際に飛行させる予定。

 こうした動きについて、朝鮮中央通信は17日午後、朝鮮半島周辺に軍事力を集結させているとして「われわれの急速な核戦力の高度化などで窮地に陥ったアメリカの断末魔のあがきだ」と反発した。その上で、「アメリカとの力の均衡を成し遂げるまで、核戦力の強化に向けた努力を一瞬たりともやめない」と、核・ミサイル開発を続ける姿勢を改めて強調した。