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関電 大飯原発1・2号機の廃炉視野に検討

2017年10月17日 11:45
関電 大飯原発1・2号機の廃炉視野に検討

 関西電力が、福井県にある大飯原発1号機・2号機について、廃炉も視野に検討していることがわかった。

 関係者によると、関西電力は大飯原発1・2号機について、廃炉も視野に検討を進めていて、今後、地元自治体などと調整し、今年秋にも最終判断するという。

 大飯原発1・2号機は、格納容器が小さい上、事故の際、ブロック状の氷で蒸気を冷却し圧力を下げる『アイスコンデンサ方式』という他の原子炉にはない方式を採用していて、安全対策費用などの面から、採算をとるのが難しいと判断したとみられる。

 東日本大震災後、原発を持つ各電力会社は安全対策費用が膨らみ続けている上、電力需要も伸び悩んでいて、大型の原発でも採算をとるのが難しくなってきている。