比政府、「イスラム国」“現地指導者”殺害
フィリピン南部で続く過激派組織「イスラム国」に忠誠を誓う武装組織と、軍との戦闘で、フィリピン政府は「イスラム国」の現地指導者とされるイスニロン・ハピロン容疑者らを殺害したと発表した。フィリピン国防相は5か月近くにわたった戦闘が近く終結するとの見通しを示している。
フィリピン政府は16日、イスラム過激派組織「アブサヤフ」の最高幹部、イスニロン・ハピロン容疑者を殺害したと発表した。
ハピロン容疑者は、「イスラム国」から現地指導者に指名されたとされる人物で、ミンダナオ島で続く武装組織と軍との戦闘で死亡したという。
また、同じく「イスラム国」に忠誠を誓う武装組織「マウテグループ」のリーダー、オマル・マウテ容疑者も死亡したという。
武装組織と軍との戦闘は5か月近くにも及んでいたが、フィリピンのロレンザーナ国防相は、戦闘が近く終結するとの見通しを示している。