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米韓合同軍事演習始まる 北の反発警戒

2017年10月16日 12:19

 アメリカ軍と韓国軍は、朝鮮半島付近の海域で16日から合同軍事演習を始めた。アメリカの原子力空母などが参加するもので、北朝鮮の反発が予想される。

 韓国海軍「北朝鮮の海上での挑発に備え、共同作戦能力を向上させるため空母艦隊の訓練と(北朝鮮の)特殊部隊に対応する訓練を行う」

 演習は米韓両軍の北朝鮮に対応する連携を高める目的で、16日から20日まで行われる。アメリカの原子力空母「ロナルド・レーガン」など、米韓の艦艇や潜水艦約40隻が参加する。海上封鎖の訓練や弾道ミサイルの探知訓練、艦砲の実弾射撃のほか、北朝鮮が派遣する特殊部隊を海上で攻撃する訓練も行われる。

 演習は日本海の朝鮮半島付近の海域と朝鮮半島の西の海の2か所で行われ、朝鮮半島を挟む2つの海から核・ミサイル開発を続ける北朝鮮を強くけん制する狙いがあり、北朝鮮が激しく反発することが予想される。