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30年セクハラか…プロデューサー除名 米

2017年10月15日 18:57

 アメリカ・ハリウッド映画の大物プロデューサーが約30年にわたり、女優らにセクハラをしてきたとされる問題で、アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーは14日、このプロデューサーを除名することを決定した。

 この問題は、有力紙・ニューヨークタイムズが報じたもので、女優のグウィネス・パルトローさんやアンジェリーナ・ジョリーさんなど女優やモデルら少なくとも30人が、ハリウッド映画のプロデューサーのハービー・ワインスタイン氏から性的いやがらせ、セクハラを受けたと証言した。その期間は約30年にわたり、ロイター通信によると性的暴行を受けたと訴える女性もいて、ニューヨーク警察が捜査に乗り出す事態となっている。

 こうした中、アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーは14日、ワインスタイン氏をメンバーから除名することを決定した。声明では「この業界で、性的搾取やセクハラ行為に対し、見て見ぬふりをする時代は、もう終わった」と強調している。

 ワインスタイン氏は、映画「恋におちたシェイクスピア」や「シカゴ」を手がけた大物プロデューサーとして知られている。