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新燃岳で火山ガス増 気象庁が警戒範囲拡大

2017年10月15日 23:09
新燃岳で火山ガス増 気象庁が警戒範囲拡大

 6年ぶりに噴火した鹿児島と宮崎の県境にある霧島連山の新燃岳について、火山ガスの量が急増したことなどから、気象庁は警戒範囲を3キロに拡大した。

 新燃岳は今月11日に6年ぶりに噴火し、噴火警戒レベルが3に引き上げられた。その後も断続的に噴火している。

 1日あたりの火山ガスの量は13日は1400トンだったが、15日の調査では1万1000トンに急増したことが分かった。

 鹿児島地方気象台の会見「(火山ガスが)1日あたり1万トンを超えたのは、2011年1月の本格的なマグマ噴火時以来」

 このため気象庁は、噴火に伴う大きな噴石や火砕流に警戒が必要な範囲を2キロから3キロに拡大した。

 また、地元の霧島市は、火口から3キロ以内にある2つの宿泊施設に対し、避難を呼びかけている。