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帰宅困難者や支援物資を船で運ぶ訓練 荒川

2017年10月15日 12:43
帰宅困難者や支援物資を船で運ぶ訓練 荒川

 首都直下地震を想定し、河川を使って帰宅困難者などを運ぶ訓練が行われた。

 訓練は首都直下地震で陸上の交通網がマヒしたことを想定し、東京と埼玉を流れる荒川で行われた。

 首都直下地震では約500万人の帰宅困難者が出ることが想定され、訓練では浅草とお台場などを結んでいる水上バスを使い、東京・葛飾区から埼玉方面に帰宅困難者を運んだ。また、食料などの支援物資が、24キロ上流の埼玉・朝霞市から届けられた。

 国土交通省荒川下流河川事務所・佐藤務さん「(災害時に)川の動線を使って、そういう経路を使うことも効果的だと思いますので、物資輸送とか人員輸送にも期待ができると思います」

 国土交通省や東京都などは、災害時に船の数をどう確保していくか、検討を進めている。