福島県二本松市で恒例の菊人形が始まり、初日から大勢の人でにぎわっている。

　二本松市は江戸の藩政時代から菊の愛好者が多い土地柄で、霞ヶ城公園を会場に菊人形を展示するようになってから、６３回目を迎える。

　今年は「ＥＤＯ　ＴＲＩＰ」をテーマにして、江戸時代の文化や出来事などを色鮮やかな菊人形で表現している。そして、今年は福島大学と初めて協力し、「百鬼夜行」と「菊」をテーマに、学生が制作した絵なども会場内に展示されている。

　二本松の菊人形は来月２３日までで、１本の茎から千もの花を咲かせる「千輪咲」もこれから見ごろを迎える。