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新燃岳の噴火が停止 引き続き警戒を

2017年10月13日 17:55
新燃岳の噴火が停止 引き続き警戒を

 11日から続いていた鹿児島県と宮崎県にまたがる新燃岳の噴火が、13日午後4時ごろに停止した。ただ、気象庁は、再び噴火する可能性もあるとして、引き続き警戒を呼びかけている。

 気象庁などの観測によると、鹿児島県と宮崎県にまたがる新燃岳では、11日午前5時半ごろに噴火が発生した。

 新燃岳ではその後、噴火が始まって以来、灰色だった噴煙が、13日午後4時ごろに火山灰を含まない白っぽい水蒸気に変わり、噴火は停止したという。また、山の膨らみを示す傾斜計の値も徐々に緩やかになってきているという。

 ただ、地下の熱水や火山ガスの動きを示す火山性微動が依然として続いていることから、気象庁は、噴火警戒レベル「3」を維持した上で、火口からおおむね2キロの範囲では、突然の噴火による噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけている。