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「米朝の緊張状態」元自衛隊幹部2人に聞く

2017年10月11日 22:17
「米朝の緊張状態」元自衛隊幹部2人に聞く

 ニュースのポイントをコンパクトにまとめた「深層NEWS ここにフォーカス」。「アメリカと北朝鮮の緊張状態はしばらく続く」という情勢分析について元自衛隊幹部2人に聞く。

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 元海上自衛隊海将・池田徳宏氏「『緊張状態がしばらく続く』というのは、北朝鮮がアメリカ本土を攻撃できるICBM(大陸間弾道弾)とそれに搭載できる核というものを確実に持つまでの『しばらくの間』という見方、もう一方でアメリカ政府が(北朝鮮を)攻撃するまでにどの程度国際社会のコンセンサスを得る活動をして攻撃するかという『しばらくの間』ということだと思う」

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 元航空自衛隊空将・福江広明氏「朝鮮半島に重大紛争あるいは戦争そのものが生起することと北朝鮮が崩壊することは回避する方向で、この1年はずっと来ている。とりわけ中国とロシアは北が崩壊することによって難民の対応を迫られることもあり、一方で国際社会にイニシアチブをぜひ取りたいインセンティブの強い欲求を持っていることからなかなか、北朝鮮が暴発あるいはアメリカが先に攻撃することは考えづらい」


※BS日テレ「深層NEWS」10月10日放送分より。