北朝鮮情勢が緊迫する中、アメリカのカーター元大統領が訪朝し、金正恩委員長との会談を模索していることがわかった。

　カーター元大統領は１９９４年、北朝鮮の核危機の時に訪朝して金日成主席と会談し、緊張の緩和につなげた人物。カーター氏と先月に面会した関係者によると、カーター氏は自らが訪朝し、金委員長と会談することを模索しているという。先日も有力紙に寄稿し、「アメリカは代表団を派遣し、平和交渉を実現すべきだ」などと提言している。

　しかし、トランプ政権は現時点での北朝鮮との対話を否定していて、訪朝が実現するかは不透明。

　米国務省・ナウアート報道官「訪朝するには渡航禁止の免除が必要だ」

　また、ナウアート報道官はカーター氏が訪朝しても「政府代表ではない」とクギを刺した。