神戸製鋼 子会社でも“検査データ改ざん”
神戸製鋼がアルミ製品などの検査データを改ざんしていた問題で、子会社でも不正があったことが新たに分かった。
神戸製鋼は11日、会見を開き、子会社の「コベルコ科研」でも不正があったことを明らかにした。
コベルコ科研はブルーレイディスクや液晶のディスプレーなどに使われる合金素材の検査データを改ざんしたり、実際には検査を行っていないにもかかわらず、検査したように装っていたという。 問題の素材は現在分かっているだけでも6年前から70社に供給されていた。
また、神戸製鋼はアルミや銅だけでなく、鉄粉でも検査データの改ざんを行っていたことが明らかになっており、不正はグループ全体に広がりを見せている。