×

NYダウ3営業日ぶり反発 過去最高値更新

2017年10月11日 7:57

 10日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は大手企業を中心に好調な業績への期待感から買いが先行し、ダウ平均株価は70ドル近く値を上げ3営業日ぶりに反発。過去最高値を更新した。

 10日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前週末の終値から69ドル61セント値を上げ2万2830ドル68セントと3営業日ぶりに反発し、過去最高値で取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も7ポイントあまり上げて6587.25で取引を終えている。

 小売り最大手のウォルマートは、この日、投資家向けの説明会で2年間に総額200億ドル規模の自社株買いを実施する方針を明らかにした。さらに、2019年1月期にはインターネット通販の売り上げが今期の予想に比べ40%伸びるとの見通しを述べたことが好感され、1銘柄でダウ平均株価を20ドル以上押し上げた。

 ほかにも、業績が予想よりも落ち込まない見通しを示した航空大手ユナイテッド・コンチネンタルホールディングスなども買われた。

 市場関係者は「相次いで発表される予定の7月から9月期の企業業績が株価の材料となりそうだ。」と話している。