日本版ＧＰＳ衛星「みちびき４号機」を載せたＨ２Ａロケット３６号機が１０日朝、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられ、成功した。

　Ｈ２Ａロケット３６号機は１０日午前７時すぎに打ち上げられた。そして、打ち上げから約２８分後、搭載された衛星が予定の軌道で切り離され、打ち上げは無事、成功した。

　今回、打ち上げられた「みちびき」は日本版のＧＰＳ衛星で、カーナビなどにより高精度な位置情報サービスを提供するほか、災害時の安否情報を伝達する役割などを担っている。

　政府は、「みちびき」の本格運用を来年の春にも始めたいとしている。