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神戸製鋼“改ざん”製品 防衛関連にも使用

2017年10月10日 19:50
神戸製鋼“改ざん”製品 防衛関連にも使用

 神戸製鋼がアルミの強度などのデータを改ざんしていた問題で、製品が防衛関連にも使われていたことが分かった。

 これは経産省が明らかにしたもので、神戸製鋼が強度や耐久性を偽って販売したアルミについて、三菱重工、川崎重工、スバル、IHIの4社から防衛関連の製品に使っていたと報告があったという。

 防衛省によると当該のアルミ製品は航空機やミサイル、戦車などの防衛装備品に使用されているが「運用にただちに影響はない」としている。安全性について4社では現在、検証中だとしている。

 また、問題の製品は10日に打ち上げられたH2Aロケットにも使われていた。ロケットを製造した三菱重工は安全性を確認し打ち上げたという。

 さらに新幹線の車両の一部や日産、トヨタ、マツダなど自動車にも使われていた。安全性に問題があるとの報告はこれまでないが、影響が広がっている。