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ノーベル経済学賞に「行動経済学」の米教授

2017年10月9日 21:53

 今年のノーベル経済学賞が9日に発表され、「行動経済学」の研究に貢献したアメリカの大学教授の受賞が決まった。これで、今年のノーベル賞はすべて発表され、日本の4年連続の受賞はならなかった。

 ノーベル経済学賞に選ばれたのは、アメリカ・シカゴ大学のリチャード・セイラー教授。セイラー教授は、心理学の研究成果を用いて、消費などの経済行動がどのように決まるのかを経済的に分析する「行動経済学」の研究に貢献したことが評価された。

 選考にあたったスウェーデンの王立科学アカデミーは、授賞理由について、「経済的な意思決定の分析において、経済学と心理学の橋渡しを行った」などとしている。

 これで、今年のノーベル賞はすべて発表され、日本の4年連続の受賞はならなかった。