香山美子、夫の死に沈痛「早すぎます」
5日に悪性リンパ腫のため74歳で亡くなった男性コーラスグループ「鶴岡雅義と東京ロマンチカ」の三條正人さんの通夜が9日、都内でしめやかに営まれた。
妻で女優の香山美子(73)が、報道陣の取材に対応。
74歳での夫の死に、香山は「早すぎます、本当に」と悲しみの胸中を語った。
三條さんは、香山がみとる中、息を引き取った。
香山は「あっ!と思ったら、ここ(=脈)が動かなくなった。やっぱり(死は)来てしまうもんだなって思いました」と回想。「脳に血が行っていなかったので、呼びかけても反応はしないんですけど、耳は聞こえていたみたいなんです。話をしていたら、手を動かしたんです。担当の先生も『手が動いたんですか?ありえない』って言うくらい。何かをしたかったんでしょうね」と明かした。
三條さんは闘病中、「ちきしょう、ちきしょう。オレがこんなになるわけがない」と言っていたそうで、香山は「私も『ちきしょうよね』って話をしていました」と、しみじみ。
香山によると、夫婦でかわした最後の会話は夫の「手鏡とめがねを持ってきて。じゃあね」という言葉だった。