９日の体育の日を前にスポーツ庁は昨年度の体力・運動能力調査の結果を公表し、２０代と７０代後半の女性の体力や運動能力が過去最高となったことがわかった。

　スポーツ庁は昨年度、６歳から７９歳までを対象に体力・運動能力について調査を行い、９日の体育の日を前に公表した。

　それによると運動能力は、ほとんどの年代で緩やかに向上する傾向にあり、２５歳から２９歳の女性と７５歳から７９歳の女性で過去最高となった。

　その一方で、３０代と４０代は男女ともに運動能力は低い傾向にあり、スポーツ庁は「仕事や子育てに忙しい世代に気軽に運動習慣をつけてもらうことが課題」としている。

　また、今回初めて幼児期の外遊びについても調査が行われ、小学校入学前に外で体を動かして遊ぶ機会が多かった子どもほど、小学校入学後もスポーツを続けている割合が高く、体力テストの結果も高いことが裏付けられた。

　スポーツ庁は「幼児期は毎日６０分を目安に楽しく体を動かして欲しい」としている。