北朝鮮を訪問したロシアの議員が６日、北朝鮮がアメリカ西海岸に届く新たな長距離ミサイルの発射実験を準備していると指摘した。

　ロシア下院外交委員会のモロゾフ議員は、２日から６日まで平壌を訪問し、金永南・最高人民会議常任委員長らと会談した。その後、モロゾフ議員はロシアメディアに対して、「北朝鮮はより射程の長いミサイルの実験を準備している。アメリカ西海岸に届くことを証明する数値を見せられた」と明かし、「かなり好戦的な雰囲気」だと指摘した。また、北朝鮮側は「弾頭の大気圏への再突入とその操縦技術も持っている」とも主張していたという。

　今回の発言は、北朝鮮によるＩＣＢＭ（＝大陸間弾道ミサイル）の発射実験を示唆した形。