トランプ大統領“イランとの核合意認めず”
アメリカのトランプ大統領が、イランと欧米諸国が結んだ核合意について認めないとの方針を、来週、発表する予定だと複数のアメリカメディアが報じた。ただ、合意の破棄には至らない見通し。
複数のアメリカメディアによると、トランプ大統領は、イランが核開発を凍結する代わりに欧米諸国が経済制裁を一部解除した核合意について、「国益にそぐわない」として認めないことを、来週、表明するという。
これにより、経済制裁を再び発動させて核合意を破棄するかどうかは議会の判断にゆだねられるが、トランプ大統領は制裁を再発動するようには議会に求めず、核合意の枠組み自体は維持する見通しだという。
トランプ大統領は5日、軍の指導部との会議で「イランは核合意の精神を守っていない」と指摘し、「核兵器を持たせないことが不可欠だ」と強調した。