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プーチン氏「北は原爆保有」2000年に

2017年10月5日 10:23

 ロシアのプーチン大統領が2000年に北朝鮮の故・金正日総書記と会談した際に、「原爆を保有している」と聞かされていたことを明らかにした。

 プーチン大統領「北朝鮮で現在のリーダーの父親(金正日総書記)と会談した際、彼は『既に原爆を保有している』と語った」

 これは、プーチン大統領が4日、モスクワで開かれたフォーラムで明らかにしたもので、2000年に北朝鮮で当時の金正日総書記から直接原爆の保有について知らされたという。

 プーチン大統領はそのうえで、「北朝鮮は常に制裁下にあるが、今は原爆の代わりに水爆を保有している」などと、制裁では核・ミサイル開発を止められないと主張した。

 また、現在の情勢については、「すべての側が好戦的な発言を止めるべき」などとして、直接対話での解決を改めて訴えた。

 今回プーチン大統領は北朝鮮訪問の時期について「2001年」と話したが、公式な訪問の記録は2000年7月のみで、発言は記憶違いとみられる。