歌舞伎俳優の市川猿之助（４１）が５日、東京・新橋演舞場でスーパー歌舞伎ＩＩ「ワンピース」の公開げいこを行った。

　国民的人気漫画「ＯＮＥ　ＰＩＥＣＥ」を歌舞伎化し、２０１５年に東京・新橋演舞場で初演。２０１６年には大阪松竹座、博多座でも上演し、全国で計２０万人の観客を動員したヒット作。
　今年は６日から１１月２５日まで同所で再演することになり、主人公・ルフィー役の猿之助は「『再演』ってうたっているけど、初演に近いような驚きと新鮮さ。今回はＬＥＤライトを使っているのでよりアニメ感が増しました。私が自信をもってお届けする作品なので、ぜひ劇場に足をお運びください」と呼びかけた。

　劇中で流れる楽曲「ＴＥＴＯＴＥ」は、フォークデュオ「ゆず」の北川悠仁（４０）の提供曲。今回の公演で同曲が流れる際、観客がスタンディングでタンバリンを叩くことができる参加型の演出もあるという。
　猿之助は「この曲に限って（席を立っても）いい。手拍子もオッケー。ゆずのライブにもあったタンバリンをパクらせてもらって、子どもも大人も体を動かして楽しめます」と明かした。

　原作漫画は世界的な人気作品。
　猿之助は「本当に海外でやりたくて。『フランスでやりたい』って言ったんだけど、テロがあって…。そういうのに負けないで、いずれは海外に行きたい」と前を見据えた。