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ラスベガス乱射 連射可能にする装置を購入

2017年10月4日 6:30

 アメリカ・ラスベガスのホテルで男が銃を乱射し、59人が死亡した事件で、容疑者の男が銃を連射ができるように改造できる装置を購入していたことがわかり、犯行は周到な準備のもとに行われた可能性が高くなっている。

 59人が亡くなった事件発生から1日半がたったが、犯行が行われたホテルのスイートルームの窓は割れたままになっていて、大通りは封鎖が続いている。

 スティーブン・パドック容疑者が銃を乱射したスイートルームの入り口とみられる映像では、壊れたドア越しに銃が見えている。事件では59人が死亡、527人がけがをしていて、パドック容疑者のホテルの部屋や自宅からは42丁の銃が見つかっている。

 警察によると、パドック容疑者は半自動式の銃を連射できるようにする「バンプストック」という装置を2つ購入していたことが新たにわかった。

 また、使われた銃は殺傷能力を高めるよう改造されていたほか、銃撃は9分間にわたって続けられていて、犯行は周到な準備のもとに行われた可能性が高くなっている。

 容疑者宅の近所の人「怖いです。3軒離れたところに(容疑者が)住んでいたなんて」「市民がなぜ連射できるような武器を持つ必要があるのかわからない」

 一方、不動産投資に成功し、2億円を超す資産を持っていたとも伝えられているパドック容疑者が、なぜ犯行に至ったかは謎のままだ。警察は、同居していた女性の行方を追うなどして動機の解明を急いでいる