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生理学・医学賞 3年連続日本人受賞ならず

2017年10月3日 0:28

 今年のノーベル生理学・医学賞が発表され、「体内時計」のメカニズムを発見したアメリカの研究者3人が選ばれた。生理学・医学賞の3年連続での日本人の受賞はならなかった。

 ノーベル生理学・医学賞の受賞が決まったのは、いずれもアメリカのメーン大学のジェフリー・ホール氏、ブランダイス大学のマイケル・ロスバッシュ氏、ロックフェラー大学のマイケル・ヤング氏の3人。

 選考にあたったスウェーデンのカロリンスカ研究所は受賞理由として、「3人はショウジョウバエを使った実験で、植物や動物や人間が、地球の自転に合わせて体内のリズムをつくり出すという体内時計を制御する分子の機能を発見した」としている。

 生理学・医学賞は、2015年は北里大学の大村智特別栄誉教授が、去年は東京工業大学の大隅良典栄誉教授が受賞したが、3年連続での日本人の受賞はならなかった。