カタルーニャ“独立”バルサが無観客試合
スペインのカタルーニャ州は住民投票を受けて独立を宣言する構えで、混乱がさらに拡大する恐れもある。
ロイター通信などによると、住民投票をうけ州政府側は1日、「投票の9割が独立に賛成だ」としていて、州政府のプチデモン首相は1日、「カタルーニャの市民は独立する権利を獲得した」と述べた。
また、48時間以内に州議会を開いて独立を宣言するとしている。
投票をめぐっては警官隊と住民が衝突し、これまでに844人がけがをしたほか、一部の投票所が閉鎖されたり投票箱が押収されたりするなどした。
スペインのラホイ首相は「住民投票は行われなかった」と述べるなど投票そのものが無効だと強調している。
結果がどこまで実効性をもつかは不透明だが、混乱はさらに拡大する恐れもある。
こうした中、カタルーニャ州の州都バルセロナを本拠地とするサッカークラブ・バルセロナは1日、抗議の無観客試合を行った。クラブ側は「民主主義に基づく権利の行使を妨害する行為を非難する」との声明を発表している。