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カタルーニャ“独立”バルサが無観客試合

2017年10月2日 18:19

 スペインのカタルーニャ州は住民投票を受けて独立を宣言する構えで、混乱がさらに拡大する恐れもある。

 ロイター通信などによると、住民投票をうけ州政府側は1日、「投票の9割が独立に賛成だ」としていて、州政府のプチデモン首相は1日、「カタルーニャの市民は独立する権利を獲得した」と述べた。

 また、48時間以内に州議会を開いて独立を宣言するとしている。

 投票をめぐっては警官隊と住民が衝突し、これまでに844人がけがをしたほか、一部の投票所が閉鎖されたり投票箱が押収されたりするなどした。

 スペインのラホイ首相は「住民投票は行われなかった」と述べるなど投票そのものが無効だと強調している。

 結果がどこまで実効性をもつかは不透明だが、混乱はさらに拡大する恐れもある。

 こうした中、カタルーニャ州の州都バルセロナを本拠地とするサッカークラブ・バルセロナは1日、抗議の無観客試合を行った。クラブ側は「民主主義に基づく権利の行使を妨害する行為を非難する」との声明を発表している。