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「ミサイル発射!」母はコブラのパイロット

2017年10月2日 14:42

 対戦車ヘリ“コブラ”。そのパイロットは日本初の女性、陸上自衛隊・半浴仁美3等陸佐(42)。そして彼女は2児の母親でもある。

 この日はエンジン故障の訓練。減速し安全に地上付近へ降下する。訓練後の午後8時、彼女が向かったのは子どもたちの迎え。半浴さんは2児の母。夫・洋二さんも同じ駐屯地のヘリ操縦士だ。

 翌朝6時、半浴さんは、家族の朝ご飯を作り、そして職場へ向かう。この日は実弾射撃訓練。彼女が乗る“コブラ”は2人乗りで、前が射撃席で、後ろが操縦席。半浴さんは前の席、つまりミサイル担当だ。

 「発射用意、発射!」―発射されたミサイルは約2.5キロ先の的に向かって一直線に飛び、そして命中。有事の際にミサイルを撃つことについて、半浴さんは―

 「任務ですので、与えられた任務を達成するというところで何ら」「戦闘操縦士として役に立てるように頑張っていきたいと思います」


【the SOCIAL viewより】