ネット炎上「今もメディアが主導権」古市氏
世の中で議論を呼んでいる話題について、ゲストに意見を聞く「opinions」。今回の話題は「“ネットの炎上”目撃したらどうする?」。社会学者・古市憲寿氏に聞く。
文化庁が先月、発表した調査の結果で、「インターネット上で炎上を目撃した時に、書き込みや拡散をするか」との問いに、「すると思う」人が2.8%いた。この結果に対して、ネット上ではこのような声が聞かれた。
「3%の声に反応する必要なし」
「3%とはいえ、甘く見られない」
「声の大きい少数派はめだつ」
――古市さん、よく炎上されますけれども。
古市氏「はい(笑)。たまにしますね。フリップを用意したんですけど『ヤフートップはやばい』と書きました」
――どういうことでしょう。
古市氏「正直3%なんで、数としてはたいしたことないんですけど、その3%の声がネットニュースなどになって、ヤフーのトップニュースとかに載ってしまうと、そこからまた大騒ぎになってしまうんですね」「だから3%の声がというよりも、メディア側がヤフートップにするとか、テレビ番組にするとか、やはりメディアがいまだに“コントロール権”を持ってるんじゃないかと思いますね。」
――では、古市さんの発言もヤフートップに載るときのほうがすごいということですか。
古市氏「ヤフートップに載ると、一気にバーッと火が燃え広がってしまうということが経験上あります」
【the SOCIAL opinionsより】