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新党結成方針…枝野氏「連合」に支援要請か

2017年10月2日 11:51
新党結成方針…枝野氏「連合」に支援要請か

 希望の党への合流をめぐり民進党に新たな動きがあった。民進党の枝野代表代行は、希望の党に合流しない前衆議院議員を中心に、新党を結成する方針を固めた。

 枝野氏は早速、民進党最大の支持組織で労働組合の全国組織である「連合」に足を運んだ。総選挙での支援を求めているものとみられる。

 枝野氏は午前11時頃、都内にある「連合」本部を訪れた。神津会長らと今後の対応を協議し総選挙での支援を要請しているものとみられる。

 枝野氏らが結成する新党だが、代表には枝野氏が就任し赤松元衆議院副議長、辻元幹事長代行らが参加するほか、参議院からも福山元官房副長官など数人が参加する見通し。また、同じく希望の党から公認を得られない見通しの野田前首相や岡田元代表にも参加を働きかけているが、両者は保守的なこともあり参加しない見通し。

 枝野氏は周辺に、新党名は「立憲民主党になると思う」と話している。有権者に「民主党」と書いてもらうことを想定しているという。民進党は、希望の党と枝野氏が作る新党に分裂する。

 希望の党代表・小池東京都知事「(Q.枝野氏の新党設立について)まだよく聞いておりません」

 一方、希望の党の小池代表はこう述べるにとどまった。また、小池代表は希望の党の第一次公認候補を2日に発表する考えを示した。発表は夕方になるとの見通しが出ている。

 民進党から分裂する2つの党は、できるだけ多くの候補者を擁立したい考え。2つの党がどの程度、候補者を立てられるか、同じ選挙区でどの程度、競合するのかなどが今後の焦点となる。