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イラク クルド人自治区の国際線運航を停止

2017年9月30日 18:59

 イラク政府は29日、北部のクルド人自治区で独立の是非を問う住民投票が行われたことを受けて、自治区内の空港を発着する国際線の運航を停止した。

 クルド人自治区にあるアルビルとスレイマニアの2つの空港で29日、国際線の運航が停止された。

 イラク政府は29日までに空港の管理権を引き渡すよう求めていたが、自治政府側が応じなかったため、国際線の運航停止に踏み切ったもの。

 住民投票の実施を受けて、イラク政府は圧力を強めており、アバディ首相は声明で今回の措置について、「一方的な決定を止めるため」などと述べた。

 空路の封鎖によって、自治区を国際的に孤立させるのが狙いとみられる。