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米中外相会談 北朝鮮への圧力強化求めたか

2017年9月30日 18:53

 アメリカ・トランプ大統領の中国初訪問を前に、ティラーソン国務長官が北京を訪れ王毅外相と会談した。焦点の北朝鮮問題をめぐり中国側にさらなる圧力強化などを求めたものとみられる。

 ティラーソン国務長官は30日、王毅外相と会談し11月のトランプ大統領の初訪中にむけて外交課題に関する地ならしの協議を行った。

 焦点の北朝鮮問題では、国連の安保理制裁の実行や北朝鮮の挑発行為に備えた圧力強化などについて協力を求めたものとみられる。

 一方、中国側は、制裁強化の圧力をかわしたい思惑があり、国内の北朝鮮との合弁企業を来年1月までに閉鎖するよう求める通達を出すなど、制裁の実行をアピールしている。今回の会談でも中国は改めて対話の重要性を強調したとみられる。