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駐キューバの米大使館員、半数超が退去へ

2017年9月30日 8:32

 アメリカ政府は、キューバに駐在する多くの大使館員が何らかの攻撃を受け、難聴などの健康被害が出ているとして、大使館員の半分以上を退去させると発表した。

 アメリカ国務省によると、キューバの首都ハバナに駐在する大使館員のうち、少なくとも21人が難聴や吐き気、耳鳴りなどの症状を訴えている。

 国務省は「アメリカ人を狙った何らかの攻撃」があったと主張。アメリカメディアは当局の話として、音波を使った攻撃の可能性を指摘している。

 アメリカ・トランプ大統領「非常に悪いことがキューバで起きている。何が起きているか、その内わかるだろう」

 このため、国務省は29日、大使館員の半分以上を退去させ、アメリカ人にはキューバへの渡航を控えるよう警告を発表した。

 キューバ政府は関与を否定していて、誰が攻撃をしたのかを含め多くが謎のままだ。