アメリカの研究機関は２８日、北朝鮮西部にあるＳＬＢＭ（＝潜水艦発射弾道ミサイル）の発射実験に使う船で作業が行われているとの分析を発表した。新たな発射実験に向けた作業の可能性もあると指摘している。

　北朝鮮研究機関「３８ノース」は、今月１日と２１日に撮影された西部・南浦にある海軍造船所の衛星写真を公開した。

　この場所では、今年４月にＳＬＢＭの発射実験に使う船の存在が初めて確認されたが、今回の衛星写真にはクレーンなどが写っており、何らかの作業が行われていることが確認されたという。

　研究機関は目的について「明確には分からない」としているが、新たなＳＬＢＭの発射実験に向けた動きの可能性があると指摘している。別の地区の発射台に移すための解体作業の可能性などもあるという。