「イスラム国」が“バグダディ容疑者”音声
過激派組織「イスラム国」は28日、指導者のバグダディ容疑者のものとする音声メッセージを公開した。死亡説も出る中、健在ぶりをアピールする狙いがあるとみられる。
バグダディ容疑者とされる音声「『イスラム国』の戦士たちよ、敵対する者に戦いの火を付けろ」
メッセージでは、戦闘員に対して抵抗を呼びかけたほか、日本やアメリカが北朝鮮の核の脅威を受けていることにも触れている。
録音の時期は不明だが、7月にイラクで最大の拠点だったモスルが陥落したことに言及していることから、それ以降とみられる。
バグダディ容疑者をめぐっては、ロシア国防省が6月に空爆で死亡した可能性があると発表する一方で、アメリカ軍の司令官は先月、生存しているとの見方を示すなど、見解が分かれていた。
音声メッセージの公開は去年11月以来で、健在ぶりをアピールする狙いがあるとみられる。