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黒潮が12年ぶりに「大蛇行」漁業に影響も

2017年9月29日 15:11
黒潮が12年ぶりに「大蛇行」漁業に影響も

 気象庁はさきほど、日本列島の南を流れる黒潮が12年ぶりに「大蛇行」していると発表した。漁業への影響や、高潮による浸水被害に注意が必要。

 海上保安庁にある黒潮の流れを解析する執務室のモニターには、紀伊半島から東海地方の沖合にかけ、黒潮の流れが南に大きく蛇行している様子が表示されている。

 気象庁はこうした海上保安庁の測量データなどをもとに、2005年以来12年ぶりに黒潮が「大蛇行」していると発表した。黒潮の「大蛇行」は少なくとも1か月は続く見通しだという。

 魚が取れる場所が南に移動する可能性があるほか、東海から関東沿岸では潮位が上昇し、台風や低気圧が接近するタイミングでは高潮による浸水に注意が必要。