小池代表、民進候補予定者全員の公認は否定
民進党の希望の党への合流をめぐり、希望の党の小池代表は民進党の候補予定者全員を公認することを否定していて、調整が難航している。
希望の党・小池代表「(民進党の前議員の一部を)排除いたします。絞らせていただくということであります。それはやはり、安全保障、憲法観といった根幹の部分でやはり一致していくことが、政党を構成する構成員としての必要最低限のことではないかと」
これに対して民進党の前原代表は、民進党の前議員全員の公認を求めていて、考えが大きく隔たっている。
こうした中、民進党の玄葉元外相と希望の党の若狭前衆議院議員が会談し、候補者の調整を行った。希望の党は、すでに菅元首相など10人程度の前議員を公認しない意向を伝えてきているという。
調整が不調に終われば、公認されない議員が新党を結成するなど、混乱が拡大する可能性も出てきている。
与党側は、こうした新党の動きを厳しく批判している。
菅官房長官「たった一夜にして政策の協議も全くない中で、いつの間にか一つの政党になってしまっている。まさに選挙目当ての数あわせが進んでいるのではないかなと」
山口代表「民進党で政権を争えないような人が、希望の党と名前を変えたからといって、仮面をかぶったってダメなんですよ」
一方、共産党は、希望の党は「自民党の補完勢力にすぎない」と批判していて、対抗馬を立てて戦う方針だが、社民党とは一部の選挙区で候補者の一本化で合意した。