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フランスと熊本「美食の夕べ」で交流

2017年9月28日 1:35

 昨年4月に発生した熊本地震の復興支援とフランスへの観光促進をテーマにした食の交流イベントが、27日、東京のフランス大使公邸で開かれた。

 「フランス・熊本 美食の夕べ」と題されたこのイベントは、フランスの自治体と20年以上の交流を持つ熊本市とフランス大使館により、互いの観光促進や震災復興などを目的として行われた。

 熊本特産の食材をフランス料理を通して紹介し、双方の魅力を多くの人に知ってもらおうというもので、さまざまな味を自由に楽しんでもらうため、ビュッフェスタイルで行われた。

 調理では、地元の食材を知り尽くした熊本県出身のシェフらが腕をふるい、阿蘇のニジマスや馬肉などの特産品をふんだんに使った料理で参加者らの舌を楽しませた。

 フランス人参加者「とってもおいしい。熊本の素材の良さを使いながら、フランスの料理を作るのはすばらしい」

 フランス人参加者「きれいですね。いろんな色が見えるから。野菜とか果物の色が見えるから」

 また、会場には、熊本市の大西市長をはじめ、今年のフランス観光親善大使を務める熊本県のマスコットキャラクター・くまモンが登場し、参加者らをもてなした。

 ローラン・ピック駐日フランス大使は、「来年開催される日本とフランスの自治体の交流会議で、熊本を訪れることを楽しみにしています」と、さらなる交流への期待感を示した。