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税制改革案に好感 ダウ、5営業日ぶり反発

2017年9月28日 7:46

 27日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、この日に発表されたトランプ政権が目指す税制改革案が好感され、5営業日ぶりに反発した。

 27日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は、前日比56ドル39セント高の2万2340ドル71セントで取引を終え、5営業日ぶりに反発した。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も73.10ポイント上げて6453.26で取引を終えている。

 この日、トランプ政権が目指す税制改革案が公表された。目玉政策となる法人税率の引き下げが、アメリカ企業の業績回復につながるとの期待感から買い注文につながった。

 また、FRB(=アメリカ連邦準備制度理事会)のイエレン議長の発言で世界的に金利が上昇していることを受け、ゴールドマン・サックスやJPモルガンなど金融関連株が上昇した。

 市場関係者は「トランプ政権の税制改革案は今のところ好感されているが、期待が続くかはこれからどれだけ具体的な案を出せるかが鍵を握る」と話している。