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御嶽山噴火から3年…王滝村で追悼式典

2017年9月27日 21:53
御嶽山噴火から3年…王滝村で追悼式典

 死者・行方不明者63人を出した御嶽山の噴火災害から27日で3年となり、麓に位置する長野県王滝村では、追悼の式典が行われた。

 3年前、救助活動の拠点となった長野県王滝村の松原スポーツ公園で営まれた追悼式には遺族や地元の関係者231人が参列した。

 遺族代表・荒井寿雄さん「常に用心を怠ってはならぬという教訓を後世に語り継いでいかなければなりません」

 参列者は献花台に花を手向け、鎮魂の祈りをささげた。

 遺族・堀口純一さん「悲しみが余計に深まったというか、その気持ちは本当に何年たっても変わらないだろうなという気持ち」

 また、追悼式に先立ち、慰霊碑の除幕式が行われた。石碑には犠牲者や行方不明者の名前、噴火当時の状況や教訓も刻まれている。

 御嶽山は2014年9月27日午前11時52分に噴火。これまでに58人が死亡、5人の行方が分かっていない。先月21日には噴火警戒レベルが一番低い1に引き下げられたが、火口から約1キロで入山規制が続いている。